2008年10月24日
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)
世界の株式市場、下げ止まる気配がありません。
今日の東京市場も、日経平均株価の終値が811円安の7649円。
2003年のバブル崩壊後の最安値が目前に、、、、また今週も不安な週末を迎えることになりました。
そんな世界的な一大事にもかかわらず、
「解散!解散!」と、大騒ぎしてる国会の連中の気がしれません!
今、政治家が国を守らなくていつ仕事するんですか!? と言いたいですね!
だから、今年のサミットの議長国にもかかわらず、
11月の世界金融サミットも、日本でなくワシントンでの開催となったのでしょう。
金融的には日本がいま一番安定してても、政治的に信頼されないのは当たり前だと思います。
そんな中、
今回の金融危機における信用不安の元凶がはっきりしてきました。
その名は、CDSと呼ばれている「クレジット・デフォルト・スワップ(損失肩代わり商品)」。
企業倒産などで、出したおカネが戻ってこなくなるのを避けるため、
その損失を肩代わりしてもらうために取引する金融商品のことをCDSというそうです。
そのCDSの想定元本がなんと5400兆円、、、。 気が遠くなってしまいます。
この額、全世界のGDP(名目国内総生産)の総額が約5000兆円なので、その額を上回る規模。
もし、このCDSが全面的に焦げ付きをおこしたら、、、考えるだけでおそろしくなってしまいます。
それで今、CDSの清算機関を設立しようと、日米欧で動き出したようです。
来月の金融サミットでも主題のひとつになることでしょう。
とにかく今は、世界的な信用不安をぬぐい、市場を安定させることが第一です。
タグ :CDS