2017年12月30日
検証→「2017年の株式相場予想」
「まあほんとによう上がったもんやね、、」
2017年の東京株式市場、昨日大納会を迎えました。
大納会の終値は、22764円94銭。
冒頭の言葉通り、
今年の相場は大きな下げを経験することなくじわじわと高値を追い、
終わってみれば記録ずくめの一年となりました。
日経平均株価は、10月に過去最長の16連騰。
年末終値としては26年ぶりに高値を更新。
年間では3650円高と6年連続の上昇。
株高は日本だけでなく、世界30ヵ国以上の株価指数が最高値を更新。
債券や原油、金も同時に買われました。
それでは年の初めにした相場予想を検証してみましょう、。
年のはじめの予想はコレ(クリック!)でした。
日経平均株価の、
高値予想は22500円(4月)⇒結果は23382円(11月)
安値予想は17000円(9月)⇒結果は18224円(4月)(ともにザラ場ベース値)
高値と安値の時期がほぼ逆だし、株価は高安ともに1000円ほど上の値、。
やっぱり、今年もハズレです(笑)。
今年の相場を、「トランポノミクスと為替に右往左往する、直線的乱高下相場」
と表現してました。
トランプ大統領の発言に世界が動揺したのはその通りですが、株価はいたって堅調に推移。
直線的というより、じわじわ型の一年でしたね。
年後半からは為替にほとんど反応しなくなりました。
ある意味、めずらしい動きをした一年だったと思います。
予想した有望業種は、
「金融」「機械」「サービス業(企業コンサル・人材サービス)」「コト消費関連」
そして、
増配や自社株買いなどの株主還元策を積極的に行う企業
としていました。
結果としては、、、
「金融」は、メガ銀行等の上昇率は市場平均より下でハズレ。
「機械」は、ダイフクやアマノなど生産性向上に貢献する銘柄が大きく買われました。
「サービス業」、、、人出不足後継者不足等、人材サービス業に注目してましたが、
フルキャストやUTグループなど2~3倍に化けました。
「コト消費関連」は、代表的なオリエンタルランドや任天堂など値を飛ばしましたが、
かなり幅広いので、まちまちといったところでしょうか。
「株主還元策を積極的に行う企業」は、今年多くの企業が取り組みましたので
計測むずかしいですが、総じて堅調だったと思います。
まあこれだけ全体的に大きく上げたので、ハズレるほうがダメですね(笑)。
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87年のブラックマンデー、97年のアジア通貨危機、07年の米サブプライムローン問題と、
「西暦末尾が7の年は金融危機が起こりやすい」という懸念は杞憂に終わってよかったです。
今年の株髙は、世界同時好況と低金利の併存がそうさせたと思われますが、
「マネーのうたげ」を支えたのは、世界の中央銀行の金融緩和でした。
米国をはじめ金利が上がり始めた今、来年の市場はリスクに敏感な年になりそうです。
市場関係者の皆さん、 一年間ご苦労様でした。
以上、検証のお時間でした!