ibb fukuoka project = 輝きつづけるまち・福岡創造プロジェクト。  このプロジェクトでの出来事を中心に、仕事・オフタイム・時事・ボランティアでかかわっている 「アジア太平洋こども会議・イン福岡」(APCC)のことなど織り交ぜ、気楽にアップします。

2008年06月05日

亡き父との会話

亡き父との会話


ドキッとするタイトルですが、、、

今、1999年に亡くなった廣田商事前社長である私の父が生前に書き綴った日記を読みふけっています。


本来日記は、本人自身のものなので、たとえ息子とはいえ、読んだりするものではないと思いますが、

父は生前、「自分が死んだら、これを読んだらええんじゃ!」と、常々母に言っていたそうです。

日記の存在は知っていましたが、読むと父のことを思い出して悲しい気持ちになりそうで、

亡くなったすぐはなかなか読む気分になれませんでした。


がしかし、

このたび、会社の創業80周年設立45周年を迎えるにあたり、これまでの会社の歴史を綴った社史を作ることになり、

それにあたって、この日記に何か参考になることが書いてあるかもしれないと思い、読み始めた。



1981年から、亡くなる99年まで約20年間(本人51歳から69歳まで)、一日も欠かさず大学ノートに毎日1ページから多いときは4ページくらい書かれています。

1年でノート3冊のペースなので、50数冊になります。  ノートをならべると、まるで長編歴史小説のよう。

まあ、これだけよく書いたものだと、いまさらながらに感心してしまいます。

(私は、このブログに書く短い文章ですら四苦八苦してるのに:笑)。



日記の内容は、

仕事のことのほか、政治・経済から文化・スポーツ・当時のニュースなどに対する自分の考えを綴っていて、新聞の社説のようです。

残念ながら(?)、私たち家族のことはほとんど書かれていません、、、あっても一行とか(笑)。


でも、

この日記を読むと、父がどんな気持ちでどんな考えのもとで仕事をし、毎日を生きていたのかよくわかります。

読んでいると、すぐそこに父がいるようで、まるで一緒に話をしてるように感じます。



亡き父との会話


今読んでるところは、今からちょうど20年前の1988年ですが、

日記によると、その当時は、、、、

・原油1バレル10ドル割れ(現在は10倍の100ドル以上)

・日経平均株価3万円乗せ(現在は約14000円)

・世界の企業の株式時価総額、日本企業が上位を独占(現在は見る影なく・・・)

・経済成長率5.45%(現在は2%あるかないか・・・)

・米国で個人破産急増(これはまさに現在の日本の姿・・・)


バブル崩壊前の、日本が伸び盛りの頃の姿です。 

それから20年、、日本が世界の中で今のように低迷すると、当時誰が想像できたでしょう、、、。

そう考えると、いまから20年後も、私たちが考えもつかない世の中になってるかもしれませんね。



「歴史は繰り返す」とよく言われます。

未来に迷った時など、この日記を読み返すといろんなヒントをもらえそうです。


この日記、私にとってかけがえのないバイブルになりそうです。


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Posted by 廣田 稔 at 08:30│Comments(1)身の周りの出来事
この記事へのコメント
本日は懇親会にてお世話になりました(^o^)
久しぶりにお顔を拝見いたしました♪

どうりで、3階でみかけない方だな・・と今日思っていたら、
304号室の藤原社長さまだったんですねぇ(´o`)

今度は自己紹介しようと思います!!
Posted by 光安薫光安薫 at 2008年06月10日 21:23
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