やめた方がいい「ぶら下がり」 ー総理大臣に思う事ー

廣田 稔

2010年06月04日 01:01


鳩山首相、退陣しますね。


まあ、この8カ月の言動を見てると、ある意味当然の結果かなと思います。


でも、「普天間問題」に対して、

「これから命を賭けて事に当たる」と発言されてました。

これだけの混乱を引き起こした以上、本人の発言通り、

総理大臣を辞めても、一個人になったとしても、

このことは一生を賭けて取り組んでいただきたいと思います。



さて、


今日中には新しい総理大臣が決まるようです。


そこで、新しい総理にこれだけは言っておきたいことが一つ。


それは、「ぶら下がり取材」は止めるべきだと言うこと。




「ぶら下がり取材」。


総理大臣が毎日午前と午後に、取材記者に対して自分のコメントを発する場。


これは小泉首相の時に始まったらしいですね。


小泉さんは、この「ぶら下がり」を有効に利用して支持率をアップさせましたが、

これは小泉さんだから出来たことであって、

「ぶら下がり取材」をこなすのははかなり難しいと思う。



日々の出来事に対し、自分の考えがまとまらないうちに、

そして周りと意見調整をはかる前に自分の意見を表明しないといけないのが、

「ブレ」てるとか、「みんなバラバラ」とか思われる原因だと思います。


最近の総理大臣をみていると、すべてこの「ぶら下がり」からケチがついてるように感じます。


他の国をみても、一国のトップが毎日発言をしてる国なんてないと思う。


そういうことは官房長官にでも任せて、

本人は、自分の考えをしっかりまとめて、

週に一回程度の記者会見にでも臨む方がいいように思いますが。



以上、


この数年、ずっと思っていた「ぶら下がり」に対する私の意見でした。



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