史上最高値から20年

廣田 稔

2009年12月29日 12:39


今日は12月29日。


いまからちょうど20年前の1989年(平成元年)12月29日に、

日経平均株価は3万8915円の史上最高値をつけました。





当時、証券マンだった私は、大納会(その年の最終売買日)だったその日、

最高値を付けた株価ボードを見ながら、一年の仕事が終わった安堵感と少しの満足感をかみしめつつ、

仕事終了後、そのまま徹夜で車を走らせ、スキー旅行に行ったのを覚えています。


まさかあの日の株価がその後20年たっても破られない最高値になるとは夢にも思っていませんでした。

破られないどころか20年たった今、

現在株価は当時の3割以下、東証一部の時価総額は308兆円でほぼ半分。

まさに「失われた20年」ですね。



その間、世界情勢は一変。

世界秩序は先進国中心の時代から、新興国を含めたG20の時代に移る中、

日本が一番存在感を低下させたと言っていいでしょう。



個別に見ていくと頑張ってる企業や人もたくさんいる。


最大の問題点は、日本中が先が見えない閉塞感に覆われてることです。



一番大切なことは、


長期スパンの成長戦略を立て、国民で共有すること。



株式市場は戦後1949年に東京証券取引所が設立。

株価は、1989年を境に40年上げ、20年下げた

来年は、長期の上昇相場の起点の年であるとともに、日本国家の再スタートの年にしたいですね。


私自身、自分の置かれた立場の中でやれることを、着実に行っていきたいと思っています。



初夢は、日経平均株価が3万8915円を抜く夢をみたいなあ、、、。





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